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そしてより良い未来と新しい 歴史を作るべきです

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Academic year: 2022

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(1)

(翻訳版)

Asan Plenum 2014 外交長官の基調演説文

- 歴史の未来: 新しい韓国、新しいアジア、新しい世界-

ハム・ジェボン アサン政策研究院院長、

ジェイムズ・スタインバーグ学長、

チョン・ヨンウ アサン政策研究院顧問、

ヤン・シュエトン(Yan Xuetong)教授、

ロバート・アインホーン先任研究員、

そしてご来賓の皆様、

ご存知の通り、現在韓国の国民は先週起きた旅客船沈没事件で言葉では言い尽くせない悲しみと苦痛 の時期を過ごしています。帰らぬ人となった方々のご冥福を祈り、ご遺族の皆様にも心からお悔やみを 申し上げます。

過去にもそうだったように韓国はその強靭さと世界中からの応援に支えられ、今回の事態を乗り越えら れると確信します。悲しみや苦痛は誰にでも訪れるものです。重要なのは、私たちが試行錯誤を繰り返 さないためにも今回の事故から教訓を得なければいけないということです。そしてより良い未来と新しい 歴史を作るべきです。

早くからイギリスの歴史学者アーノルド・トインビーは著書『歴史の研究』で人類の歴史を挑戦と応戦の 連続だと言っています。振り返ってみると、人類は数多くの挑戦を克服する過程で教訓を得て、大小の 文明が成長と発展を遂げてきました。

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一方、歴史からきちんとした教訓を得ることができず、応戦に失敗した国や文明は衰退しました。これ は、第2次世界大戦の勃発の原因を究明したE.H. Carrの名著『危機の二十年(Twenty Years' Crisis)』

の論調と基本的に脈を一つにしています。彼は指導者が歴史的に誤った判断をした時に多くの人々が 戦争のような惨禍に見舞われ、人類の発展を阻害することになりかねないと警告しました。

E.H. Carrが歴史とは「現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話であり、相互作用の不断の過程だ」

と言ったのは、歴史は単純な過去の記録ではなく、現在と未来に向けた生きる指針になるという意味で す。

今年は第1次世界大戦の勃発から100周年、「ベルリンの壁」崩壊から25周年に当たる年であり、来年は 第2次世界大戦の終戦及び韓半島分断から70周年、韓日国交正常化50周年になる年です。自国の歴 史から教訓を得る国もあれば、そうでない国もあると思います。

こうした歴史的な背景の下、本日の国際会議のテーマである「Future of History」は学問的にも外交政 策的にも大変時宜を得ているものだと思います。

本日、外交安保分野の世界的な碩学をお招きし、多様な地域的かつ世界的な問題を歴史のプリズムを 通じて議論する本フォーラムに出席することができて大変嬉しく思います。この場をお借りして、意義深 い場を設けてくださいましたハム・ジェボン院長とアサン政策研究院に感謝いたします。そしてご出席頂 いたマックスウェルスクールのスタインバーグ学長を含む各分野の専門家の皆様を心より歓迎致しま す。

ご来賓の皆様、

わずか20年前、アメリカのフランシス・フクヤマ教授は1991年ソ連の崩壊について共産主義に対する自 由民主主義と市場経済の勝利だと評価し、『歴史の終わり(End of History)』を主張しました。当時、多く の人々が冷戦が終われば、新しい希望の時代(Era of Hope)が到来すると予見しました。ところが、それ から20年余りが経った今日、欧州と北東アジアなど各地で起きている歴史退行的かつ時代錯誤的な事 態を目の当たりにし、多くの人々が「歴史の回帰」だと言っています。

歴史の終焉であれ、歴史の回帰であれ、国際社会は再び歴史の転換期に入ることになり、不確実性の 時代(Era of Uncertainty)に差し掛かっています。私は、現在の不確実性の時代の特徴を次のように説 明したいと思います。

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第一に、地政学的挑戦です。最近のウクライナクリミア半島のロシア編入とその後の進展は欧州だけで なく、さらに広範囲の意味を持ちます。この事態の今後の展開は、新しい冷戦の到来なのか、歴史の回 帰なのかをめぐってすでに行われている議論をさらに激化することになると思います。

先鋭化する北東アジアでの歴史及び領土を巡る対立は、台頭する中国、そして戦後秩序からの脱皮を 図る日本と共に域内での地殻変動を起こしています。

北東アジアは韓中日が世界GDPの21%を占めるほど、ダイナミックな成長を遂げている地域です。ところ が、域内の国々の経済的相互依存度が高くなっているにもかかわらず、一方では政治・安保面での対 立が激化するいわば「アジアパラドックス」現象に陥っています。

台頭している中国と復活を狙う日本、強いロシア、強盛大国を夢見る北韓が混在している状況で、アメリ カはアジアへの回帰と再均衡を図っており、韓国は非正常的な分断構造の統合と統一の構造への転 換に努めています。

今後、北東アジア地域が過去の競争構造に戻るのか、それともより豊かな未来へと前進するのかに関す る高次元の方程式の答えはアジアパラドックスを力の衝突なしに賢明に解決できるかどうかにかかって います。

第二に、地経学的挑戦です。世界は2008年の米国発金融危機による世界的な金融危機の長いトンネ ルから抜け出そうとしていますが、最近、IMFが国際経済の不確実性に対して懸念を示していることから もわかるように世界経済のファンダメンタルは依然として脆弱な状況です。

また、最近、一部進展はあったもののDDAのような世界的な貿易自由化交渉が滞っており、これに対す る対応として二国間のFTAの拡大、積極的な地域経済統合の推進など新しい協力メカニズムが模索さ れています。

TPP交渉及びTTIP交渉のような大規模な圏域別貿易交渉の進展は、これまでの二国間及び小地域の FTAに依存していた国々に対して広範囲の経済的挑戦を提起することになると思います。

第三に、グローバルガバナンスレベルの挑戦です。WMDの拡大、テロと極端主義、気候変動と環境及 びエネルギー問題、貧困と持続可能な開発問題などは国を越えた世界レベルの挑戦であり、グローバ ルな協力がなければ人類の未来に大きな脅威になると思います。

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第四に、人間の安保に対する時代的挑戦です。冷戦終結後、最近アラブの春やアフリカの紛争からも わかるように過去には一国内部の不安とされていた悪政、人権弾圧、種族間の衝突、飢餓の問題はこ れ以上、一国の内部問題ではなく、周辺国と国際社会を巻き込んだ共通の関心事として国際紛争に発 展する可能性があるということです。

ルワンダ大虐殺から20周年になる今年、私たちはコフィー・アナン前国連事務総長が在任中 の、最も悔いの残る過ちは、人道上の象徴的な犯罪、ルワンダ虐殺を未然に防げなかったこと だと告白したことを想起する必要があります。

ご来賓の皆様、

多くの韓国人にとって今年は歴史的に意義深い年です。今年は、19世紀末、帝国主義時代の頂点で 韓国が史上初めて西洋式改革開放を試みてから120周年になる年だからです。

しかし、不幸なことに、当時、国際情勢に疎く、国力が強くなかった韓国は結局、改革には成功せず、国 権を失うという悲劇を迎えることになりました。そして、そうした国権の喪失が韓半島の分断と同民族間の 戦争という悲劇を招き、今日世界最大の軍事的対立地域になっています。

韓国が国際社会の主要国のひとつとして浮上している今でも歴史の傷跡はまだ消えずにいます。北韓 の核開発への野望は北東アジア地域の平和と安定を脅かしており、韓日関係は慰安婦問題を含む歴 史的対立により依然として緊張関係が続いています。

韓半島では冷戦も歴史も終焉を迎えてはいないのです。

これは何を意味するのでしょうか。何より歴史から正しい教訓を得ることの重要性を想起しています。最 も重要な教訓のひとつは歴史の高波が押し寄せてくることに備えていないと、誤った選択による代価は 自分だけではなく、未来の子孫にも影響を及ぼすということです。

もうひとつの教訓は外交の重要性です。つまり、友達を作り、敵を無力化することです。過去の歴史の中 で韓国は多くの外国勢力の侵略を受けてきました。19世紀と20世紀を経て、韓国は権力政治(power politics)の非情な論理についても確実に学んでいます。

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多くの歴史の分かれ道で、つまり、朝鮮王朝の敗亡から国権喪失、分断と韓国戦争の勃発、戦後の復 旧過程まで、私たちは韓半島問題に利害関係のある国々の歴史的選択が韓国の運命にどのような影 響を及ぼしたのか、よく知っています。振り返ってみると、こうした国々の歴史的な判断の誤りや行動が どのような結果を招いたかを今も切実に感じています。

これと関連して、1920年、カナダ出身のジャーナリスト、マッケンジーが3.1独立運動に対する日本の残 忍かつ過酷な弾圧を告発しながら書いた次のような警告は今、この時代にも注目する必要があります。

「韓国のために危険をおかす必要があるのかという質問に対する私の答えはこうだ。今、断固たる行動 をすれば、もし衝突が起きてもそのリスクは小さい。しかし、今、身を引いてしまうと必ず一世代過ぎる前 に極東で大戦が起きる」私たちは彼の判断が正しかったことを知っています。ご周知の通り、実際、その 後、一世代も過ぎないうちに太平洋戦争が起きました。

このように韓半島は国際政治が転換期を迎えるたびに多様な勢力の利害関係がぶつかる激戦地として 熾烈に近代・現代の歴史を歩んできました。

それにもかかわらず、「すべての雲には銀の裏地が付いている」という西洋のことわざがあるように、

70年代初め、東西デタントと90年代初め、冷戦終結を経験しながら、しばらくの間は希望を抱くことがで きました。20年余りが過ぎた今、私たちは韓半島と北東アジアでまた新しい歴史的挑戦に直面していま す。

今日、韓半島と北東アジアの情勢は冷戦以降、最大の転換期を迎えています。歴史が回帰しているか のように見え、その影響は韓半島と北東アジアで最も切実に感じられます。冷戦以降、韓国外交は歴史 の進路を変える最大の挑戦に直面しています。

最も大きな挑戦は北韓問題と悪化の一途をたどる北韓の核に対する野望です。それに加え、最近、南 北関係の不確実性も増しています。今日、私たちが直面している脅威は90年代初め、金日成死亡後、

金正日体制になった時に比べてはるかに複雑です。昨年の張成沢の処刑からもわかるように、金正恩 体制になり、流動性がさらに増しています。

さらに、北韓は今や核兵器開発を隠さず、さらにはこれを憲法に明記し、公然と話しています。もし、北 韓が公言したように追加の核実験を敢行すれば、それはすべての構図を変えるゲームチェンジャー (game changer)になるでしょう。

次に大きな挑戦は、こうした複雑な韓半島の情勢変化の中、北東アジア情勢が冷戦終結以来、最も緊 張しているということです。歴史・領土問題と軍備競争は域内の、ほかの前向きな相互依存性を圧倒し

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ています。

一部では、醜い民族主義が高まっています。北東アジアの地殻プレートが水面下のさらに深いところで 揺れています。Kissinger博士は「歴史は休憩や安定期を知らない」といいましたが、私は、ここ北東アジ アに歴史の終焉はなく、激しく回帰しているといいたいです。

ご来賓の皆様、

先ほど申し上げましたように、歴史は回帰しているのかもしれません。ただし、韓国はその歴史の前に立 ちはだかっている挑戦から逃げたりはしません。今日の韓国は過去の韓国ではありません。韓国人は過 去の歴史から教訓を十分得ているからです。

同じく、世界史からも多くの教訓を得ています。世界史の観点からして、挑戦に対する応戦の中で歴史 は次の重要な3つの教訓を与えてくれています。

第一に、歴史は準備を徹底して、チャンスをつかんだ人にご褒美を与えます。

これを一番よく示している事例は20世紀後半、韓国が成し遂げた漢江の奇跡です。そして、韓国は今、

第二の漢江の奇跡を準備しています。

米中デタント直後、中国もやはり改革・開放路線を選択し、経済現代化のチャンスを逃しませんでした。

19世紀「アジアの病人」と言われていた中国が今日、G-2に成長し、チャイニーズドリームを夢見ていま す。

その後、まもなくしてベトナムも経済発展を進め、今やミャンマーも開放に向かって進んでいます。一 方、北韓は衰退の道に立ち、生き残りをかけた熾烈な戦いを繰り広げており、誤った選択を繰り返して います。

第二に、歴史は紆余曲折はあるものの結局は自由と正義のために進歩する過程です。いかなる暴政と 抑圧も結局は失敗します。私たちは旧ソ連、東欧を経て、中東、東南アジアでこれを目の当たりにして おり、北韓も例外ではないと思います。最近の北韓の人権に関する国連調査委員会(COI)の報告書提 出とそれに対する国際社会の反応は今後どのような結果をもたらすかを示唆しているといえます。

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第三に、ショービニズム的な民族主義と閉鎖主義を歴史は認めません。歴史的に見て、苦しい状況に なるとショービニズムが動き始めますが、こうしたショービニズムはほぼ例外なく、自滅または戦争を含む 破滅につながっていました。フクヤマ教授が警告したように「怠惰な自己満足と停滞している自我」で は、歴史の発展は望めません。今日、歴史否定主義や歴史修正主義という形で表れているショービニ ズムは自らの孤立を歴史的過ちの繰り返しにつながるだけです。

こうしたショービニズムが盲目的な力と合わされば、私たちは周辺国だけでなく、人類全体にとっての脅 威になるということをよく認識しています。それが、「過去を忘れた者は未来を見ることはできない」という ブラント元ドイツ首相の発言が良心の声として歴史的にたたえられている理由です。

ご来賓の皆様、

朴槿恵政府はこうしたことを念頭に置き、歴史の挑戦に対して大胆な応戦を始めました。韓国は漢江の 奇跡を通じて完全な民主主義と先進的な市場経済を全て達成しました。今や朴槿恵政府の主要国政 目標は「新しい韓半島(New Kind of Korea)」を通じて韓半島で「歴史の終焉」を迎えることです。

ベルリンの壁を崩壊させたドイツの国民にように私たちも南北の間に存在している様々な壁、たとえば、

軍事的対立の壁、不信の壁、社会文化的差異の壁、孤立の壁を徐々に崩していきます。

新しい韓半島を築く上で最も重要なのは、韓国・北韓の住民をその中心に置かなければいけないという ことです。これは、つまり、韓半島の全住民が幸せな統一を実現することでもあります。

手も合わさってこそ音が出るという諺があるように何事にも協力が必要です。今からでも北韓は誤った選 択を取り下げなければいけません。まずは、数十年間続いている核に対する野望を諦めることです。国 際社会は核を保有している北韓を認めるわけがなく、北韓はすべての国際社会を相手に絶対に勝てな いゲームをしています。核で経済発展は成し遂げられません。北韓が今の体制を最後まで諦めなけれ ば、結局どうなるかは歴史がはっきり教えてくれるはずです。

ご来賓の皆様、

ドイツの統一が欧州統合と欧州の平和という大きな枠内で行われたように、韓半島の統一も北東アジア の平和と協力のもとで相互に支えながら、行われると思います。朴大統領がドレスデン演説で統一外交 の3原則として第一に周辺国の理解と調和の統一、第二に、国際社会から支持され、祝ってもらえるよう

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な統一、第三に人類全体に貢献する統一を強調した理由です。

そうなった場合、韓半島での「歴史の終焉」は北東アジアの「歴史の終焉」をもたらすことにも貢献すると 思います。

「新しい韓半島」を実現するためのビジョンは朴大統領のドレスデン宣言によくあらわれています。

まず、統一した韓半島は核兵器のない韓半島、人権が守られ、民主主義が根幹となる韓半島、周辺の すべての国々と友好関係を築く韓半島になるでしょう。それを通じて、地域の平和と安定を牽引し、域内 協力を図ることで歴史を直視し、より協力的かつ責任ある新しい北東アジア秩序を作り上げることに貢献 いたします。

第二に、統一韓国は経済的な利益と平和の配当金を作り出します。世界最大級の投資銀行であるゴー ルドマンサックスは2050年には韓国が1人あたりのGDP  81,000ドルで世界2位の経済大国になると予想 しました。人口8千万人の統一韓半島経済圏の登場は緊張感が高まっていた韓半島を太平洋とユーラ シアのハブに成長させ、周辺国とパートナー国に新しいブルーオーシャンを提供することになると思い ます。

第三に、統一韓国は北東アジアで人類普遍的な価値を拡大させ、平和と安定に貢献すると思います。

また、かつてないほど、相互依存性が高まっている世界で地球レベルの問題の解決に韓国の役割を強 化していきます。

ご来賓の皆様、

韓国はすでに新たな「歴史の未来」のための一歩を踏み出しています。朴槿恵政府が進めている信頼 外交がその一環です。これは、新しい韓半島、新しいアジア、新しい世界を実現するためのビジョンであ り、戦略でもあります。

過去の歴史を通じて得た教訓をもとに、私たちは正しい選択をすることができました。私たちのこれから の旅に多くのパートナーも参加されるように努力します。すでに私たちは強力なネットワークを持ってい ます。まず、非常に堅調な韓米同盟、深まりつつある中国及びロシアとの戦略的パートナーシップ、

ASEAN、EU、インドとのアップグレードした関係、そして統一に関するドイツとの特別な協力関係などが 数多くのネットワークの重要な一部となっています。

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これと関連して、今週予定されているアメリカのオバマ大統領の韓国訪問、今年の中盤に行われる予定 の中国の習近平主席の韓国訪問は韓半島と北東アジアの平和と安全を定着させる努力においてもうひ とつの一里塚になるでしょう。

こうした二国間外交に加え、地域外交及びグローバル外交を強化していきます。

ご周知の通り、域内の不信と対決構図を信頼と協力の構造へ変えていくための北東アジア平和協力構 想、北東アジアの枠を越えて、ユーラシアを平和と繁栄の大陸にするためのユーラシアイニシアチブな どが今後、韓半島を統一する過程でシナジー効果を出すことになると思います。

韓国外交の新しい要素のひとつは、新たに発足した中堅国外交です。これと関連して、私は先週メキシ コで開かれた第2回MIKTA外相会議に出席し、メキシコ、インドネシア、トルコ、オーストラリアの外交長 官と共に国際懸案に関する中堅国間の協力策について協議しました。

最後に、国連の支援に支えられ発足した韓国としては、韓半島での平和と統一のための国際的基盤強 化にも高いプライオリティーを置いています。こうした努力の一環として韓国は国連の3大理事会である 安全保障理事会、経済社会理事会、人権理事会の理事国として活動しており、国際社会での活動とス コープをさらに拡大しております。

ご来賓の皆様、

韓国戦争中にアメリカの国務長官を務め、マーシャル・プラン、トルーマン・ドクトリン、NATOなどの構想 や設立に貢献したディーン・アチソンはよく知られている人物です。特に、韓国人にとっては、韓国戦争 直前、アチソン宣言で韓半島をアメリカの防衛線から除外したことで有名です。

しかし、私にとってはそれとは違う、もっと特別な意味があります。中堅の外交官になって以来、特に外 交長官になって以来、私がアチソン長官の回顧録のタイトル「Present at the Creation」、つまり「創造 に立ち会って」をいつも座右の銘にしているからです。毎日、そして毎週、重要な決定をする度に私と私 の同僚の判断が歴史の一ページを作っており、歴史の分かれ道で一里塚になるという重い責任感を 持って仕事に臨んでいます。

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Present at the Creationという彼の言葉は韓半島と北東アジア、そして世界レベルの歴史の終焉と歴 史の回帰の分かれ道で正しい選択をしなければいけない数多くの政策決定者にはなくてはならないす ばらしい警句に違いありません。

歴史はあらかじめ決められたものではありません。私たちが歴史をつくり、誕生させる主役です。韓国は これ以上、大国の間でサンドイッチ状態になっている小さな国ではありません。そして、21世紀韓半島で の歴史の展開速度は前世紀よりはるかに速いはずです。

何卒、本日の会議が皆様のご経験とご慧眼をもとに歴史の未来に関するグローバル世論をつくる機会 になることを期待しております。ご清聴ありがとうございました。終

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