(米)、他
2.18 花王
負極
正極 シート電極・
シート素電池
その他無機系
(炭素系以外)
31%
シート電極・
シート素電池 23%
リチウム複合酸化物 46%
表 2.18.3-1 に上記の保有特許について、技術開発の課題と解決手段の概要を示す(課 題と解決手段の詳細は、前述の 1.4 を参照) 。負極における主要な技術開発の課題は Si 合 金負極の界面伝導性の向上であり、正極においてはリチウム複合酸化物の諸電気特性向上 である。
表 2.18.3 -1 花 王 の 保 有 特 許 リ ス ト
分野 技術
要素 公報番号 特許
分類 課題 概要(解決手段要旨)
負極 無機系 その他 特許 2948205
H01M 4/04
伝導性 Si合金 非酸化雰囲気で集電体と焼結一体化し、集電体と の接触抵抗を低減し、ケイ素活物質の容量特性を活 かす
その他無機系 特開平11-339778
H01M 4/04
伝導性 Si合金 ケイ素活物質層の薄膜化と、ポリマー焼結体によ る導電性向上
その他無機系 特開2000-173596
H01M 4/02
容量特性 Si合金 ケイ素を含む焼結体の吸蔵Li 量を制限して、不可 逆容量を低減
その他無機系 特開2000-340216
H01M 4/04
伝導性 Si合金 ケイ素を含む活物質と集電体の接触面積を増大し、
導電性を向上
正極 酸化物 ム複合 リチウ 特開平11-238514
H01M 4/66
薄形軽量化 導電集電
体
アルミニウム、チタン及びステンレスから選ばれ た金属からなる導電膜部と、高分子膜からなる支 持体膜部とを備えた非水系二次電池用正極
リチウム複合酸化物 特開平11-238526
H01M 10/40
薄形軽量化 導電集電
体
負極集電体が銅族及び白金族から選ばれた金属か らなる導電膜部と、高分子膜部からなる支持体膜 部とからなる
リチウム複合酸化物 特開2000-11993
H01M 4/02
充放電特性、伝 導性
LiCo複合
酸化物
Mgがドープされたコバルト酸リチウムからなる 多孔質焼結体で、かつMgとCo のモル比がMg/Co=
0.01/0.99∼0.10/0.90である リチウム
複合酸化
物 特開2000-11994
H01M 4/02
充放電特性 LiCo複合 酸化物、
LiMn複合 酸化物、
複合活物
質
リチウム遷移金属酸化物からなり空孔率が全体積 の15∼60 %の多孔質焼結体正極
リチウム複合酸化物 特開2000-82464
H01M 4/58
充放電特性、伝 導性
導電集電
体
導電性粉末を含むリチウム遷移金属酸化物の多孔 質焼結体からなる非水系二次電池用正極
リチウム
複合酸化物 特開2001-143687
H01M 4/02
容量特性、充放 電特性、伝導性
LiCo複合 酸化物、
LiNi複合 酸化物、
LiMn複合
酸化物
多孔質の焼結体であって、空孔率が15∼60 %、か つ、導電率が0.1mS/cm以上であるリチウム含有複 合酸化物
特開平10-55824
H01M 10/40
薄形軽量化 シート電 池配置
絶縁体シートを介して複数組積層
特開2000-58129 H01M 10/40
生産性 方法 補助具を折り畳んで上素電池体を折り畳むととも に、外部にはみ出した上記素電池体を切除 シート電極・
シート素電池
特開2000-173667
H01M 10/40
薄形軽量化 正極・負 極
負極体の体積膨張率が正極体よりも大きく、厚み は放電時を基準として正極体の半分以下
2 . 1 8 . 4 技 術 開 発 拠 点 東京都 :本社 和歌山県:研究所
2 . 1 8 . 5 研 究 開 発 者
図 2.18.5-1 に花王の発明者数と出願件数の推移を示す。1998 年の1年に集中して出願 がみられる。翌年には縮小されている。
図 2.18.5 -1 花 王 の 発 明 者 数 と 出 願 件 数 の 推 移
0 2 4 6 8 10 12
90 91 92 93 94 95 96 97 98 99
出願年 発
明 者 数
・ 出 願 件 数
発明者数 出願件数
ポリマー 電解質
正極 結着剤・導電剤
外装
真性ポリマー 外装 8%
8%
結着剤・導電剤 25%
リチウム複合酸化物 59%